ココナラで発注をする方法

🌱 ココナラとは?

ココナラとは「スキル」を売り買いできるオンラインマーケットです。現在では様々なアウトソーシングサービスがありますが、ココナラは出品者があらかじめ「サービス内容・価格・納期」を設定しており、利用者はそれを購入するという商品型の形式をとっています。

そのため、料金や納期が明確で、初めてでも頼みやすいといった特徴があります。

またクラウドワークスなどと同様に代金を運営が一時預かりするシステムとなっているので、個人間のやり取りでも安心・安全に取引を進められます。

💻 ココナラを使用するメリット

■ 商品型で料金明瞭・やり取りがスムーズ

パッケージ形式なので、相場がわかりやすく、初心者でも利用しやすいという点があります。また特急料金やスケジュールなどが明記されているケースが多いので、急ぎの依頼にも対応しやすいというメリットがあります。

他にも、提示されているメニュー以外の作業に関しても「見積もり・カスタマイズ相談」などを使用して、出品者に相談することが可能です。

■ 安全な取引環境

納品後、検収が完了するまで代金を運営が一時預かりするため、「支払ったのに納品されない」「納品したのに支払われない」といったトラブルを防ぐことが可能です。

■ 幅広い出品者へのアクセス

個人クリエイターが多く、小規模案件でも柔軟な対応が期待できます。また価格帯も他サービスに比べて幅広く、予算に合わせて依頼先を選びやすいというメリットもあります。

■ 定期的なキャンペーン開催

クーポンやポイント還元、友達紹介制度など、お得に依頼できるキャンペーンが定期的に開催されます。

📜 ココナラを使用するために

ココナラを使ってサービスを依頼するには、いくつかの簡単な準備があります。まずは以下公式サイトから登録をし、依頼までの手順を押さえましょう。

■ 登録方法

①認証メールを受け取る

「会員登録」のボタンより、メールアドレスを入力して、認証メールを受け取る(もしくはGoogle・Apple ID・Xなどのアカウント連携も可能です)

②基本情報を入力する

認証メール内に記載されているURLから、パスワード、氏名、生年月日などの基本情報を入力する

③最終の認証を行う

メールアドレスで登録した場合は、「[ココナラ] ご登録メールアドレスの確認」という件名のメールが届くので、本文中にある本登録用URLをクリックして、本登録を完了させる。(SNS連携の場合、基本情報入力後にそのまま登録となり、メールが届かない場合がありますが、その場合は特別な作業は不要です)

④ユーザー名を決定する

本登録用URLにアクセスすると、認証が完了し、登録画面に戻ります。ユーザー名を入力すれば、登録完了です。

■ 本人確認の認証ステップを完了させる(本人確認書類の提出)

会員登録完了後、認証ステップに進みます。「本人確認書類」を提出し、アカウント使用者が本人であることを運営に証明するステップです。

発注だけであればこの工程は必須ではありませんが、本人確認済みのアカウントは、取引相手に「本人確認済」と表示され、安心感が高まります。不信感をいだかせないためにも登録を推奨します。以下の書類のうちいずれか1つの提出が必要です。

  • 運転免許証/運転経歴証明書
  • 健康保険証
  • パスポート
  • 住民票
  • 住民基本台帳
  • 在留カード(特別永住者証明書)
  • 国民年金手帳
  • 共済組合員証
  • 障がい者手帳

■ 支払い方法の登録

登録自体には不要ですが、サービスを購入する際に支払い情報の設定が必要です。支払いには次のいずれかを選べます。

  • クレジットカード(VISA/MasterCard/JCBなど)
  • コンビニ払い
  • 銀行振込
  • PayPay残高
  • ココナラポイント

🔄️ ココナラを利用する際の流れ

  1. 商品(サービス)を探す
  2. 出品者に依頼の相談をする ※任意(出品者によっては相談必須の場合有り)
  3. 出品者から商品を購入する
  4. トークルームで出品者とやりとりをする
  5. 納品物を確認する

🎁 商品(サービス)を探す

① トップページから検索

ココナラ公式サイト を開き、画面上部の検索バーに、探したいスキルやジャンルのキーワードを入力。 (例:「ロゴデザイン」「動画編集」など)

検索結果に、条件に合うサービスが一覧表示されます。これまでの制作実績や料金などを見て、条件や予算に合った内容を探しましょう。

②カテゴリから探す方法

トップページの「カテゴリ」をクリックし、「デザイン」「イラスト・漫画」など、ジャンルを順に絞り込んでいく。興味のあるカテゴリ内で、出品者の実績・評価・価格帯などを比較して依頼先を検討しましょう。

■ 絞り込み検索・並べ替えの使い方

検索結果ページの上部には「絞り込み機能」があります。ここから条件で出品を探すことができます。例えば出品者ランクで絞ったり、価格帯を設定して予算にあう出品者を絞ったりすることが可能です。

また出品内容を任意の順番に並べ替える機能もあります。

「評価の高い出品者に頼みたい」「ランキング上位の人に頼みたい」など、人気の出品を探しやすくなります。特にランキング順(=よく売れている順)とおすすめ順(アルゴリズムによって変動)の上位者は安定的なクオリティの出品者が多いと言われているので、依頼の経験が少ない人は参考にしてください。

【補足】
ココナラでビジネスを行うクリエイターは売上を上げるために、この評価を重要視しています。評価が高ければ高いほど、検索上位にヒットするためです。そのため納期をしっかり守ろうと努力します。

🗣️ 出品者に依頼の相談をする

■ 見積もりを行う

希望内容に合う出品を見つけたら、そのまま購入しても問題ないですが、「提示されている納期より早めに納品できるか相談したい」や「商品詳細に提示されていないオプションを付けたい」などの場合は、見積もり必須です。

また、そういったオプションなどがない場合でも、『出品者が提示している内容が本当にこちらの希望に合うか』をすり合わせるために、なるべく見積もり相談をすることをおすすめします。「料金内だと思っていた内容がオプションで後から追加料金を請求された」や「実際に依頼した後で、出品者では対応できない内容だった」といったことが起きない様、事前に見積もりをとりましょう。

【補足】
出品者によっては「見積もり必須」で、即購入できないようになっている場合もあります。この場合も、まずは見積もりをとって料金を算出してもらいましょう。

■ 連絡を取る方法

コンタクトをとる方法は「見積もり相談を相談する」から連絡するパターンと「DM」から連絡するパターンの2種があります。基本的に「見積もり相談をする」より連絡をすることを推奨します。

過去に取引がある出品者、かつ、以前依頼した内容と同様の依頼の場合(例:以前サムネイルを作成してもらっていて、同じ条件で再度作成をしてもらいたい)はDMを利用することも問題ありません。

■ 見積もり入力

「見積もり相談を入力」に依頼したい内容を入力します。画面の案内・注意事項に沿って入力を進めます。また出品されているパッケージに追加して相談したい内容があれば、このタイミングで相談しましょう(「表情差分を追加したい」や「PSDも買い取りたい」など)

👛出品者から商品を購入する

見積もりが完了したら購入をします。クレジットカードなど各種支払方法から選んで事前決済をします。支払った料金は作業が完了するまで、ココナラが一時的に預かる形となります。

① 購入へ進む

見積もり不要の場合は商品ページの「購入画面にすすむ」をクリックします。

② 決済方法の選択

決済方法を選択し支払います

③ オプション選択

オプションメニューがある商品もあります。追加したい場合は、チェックを付けて購入画面に進みましょう。

🤝トークルームで出品者とやりとりをする

■ トークルームが開いたら

購入が完了すると、出品者とやりとりするためのトークルームが開きます。購入者と出品者だけが見られる非公開のチャットとなりますので、ここで作業に関するやり取りをします。トークルームが開いたら、まずは出品者に挨拶をしましょう。

例:
はじめまして。○○の購入をさせていただきました。お取引完了まで何卒宜しくお願い致します

■ 制作の流れ

基本的にクリエイター側がスケジュールを組み、主導して進行してくれます。ただし中には、ラフチェックなどを行わず、いきなり完成版を提出する人もいます。クオリティを担保するためにも、各工程でチェックを挟むことをおすすめします。

他にも、取引時に注意しておきたいポイントを下記記事にまとめていますので、ぜひご一読ください。

■ 修正は一回まで

ココナラは「正式な納品」後の修正(差し戻し)は一回までしか認められておりません。完成段階になってから修正点が多いと、納品物が希望の状態にならない可能性があります。

そうならないためにも、以下2点を徹底することをおすすめします。

修正できる段階で方向性を正し、「正式な納品」後の差し戻しは軽微な修正にとどまるように進めましょう。

  • 依頼時に参考資料などをしっかりと展開する
  • イラストなどの場合はラフやカラーラフなど途中の工程でチェックを入れさせてもらう

■ やり取りに関する禁止事項

また、ココナラでは外部連絡ツール(メールやLINEなど)での連絡が禁止されています。作業に関するやり取りは、必ずこのトークルーム内で行いましょう。

🔍 納品物を確認する

■納品物の確認をする

出品者から「正式な納品」が行われたら、速やかに確認を行いましょう。問題がなければ「承諾」、修正を希望する場合「差し戻し」を選択します。

【注意】
「差し戻し」は1回まで可能です

■ おひねり機能について

〇 おひねり機能

おひねり機能は出品者へお気持ちを渡す機能として使用可能です。

「予想以上にクオリティが高かった」「タイトなスケジュールで対応してくれた」など、感謝を伝えたい場合に使用してみましょう。出品者との信頼関係構築にもなり、次回依頼がしやすくなります。

〇 おひねり機能のタイミング

この機能は出品者が「正式な納品」をした後でも、トークルームのクローズ前であれば支払いが可能です。

トークルームは「承諾」を選択した24時間後、もしくは2回目の「正式な納品」受領3日後に自動的にクローズします。

〇 追加作業で利用

「事前支払い後に追加作業が発生した」「後からデータが欲しくなった」などの場合に「おひねり」機能を使用して、追加支払いをすることができます。

支払い額でトラブルを起こさない様、「追加作業が必要だと判明した段階」で、必ず依頼者側から追加支払い額がいくらになるか、確認するようにしましょう。

⭐出品者を評価する

今回の取引に関する評価を5段階で入力します。評価には「公開用」と「非公開用」があり、それぞれ入力が必要です。納品物の内容や、コミュニケーション、提供内容がサービスの説明と合っていたか、などについて評価をします。

またこの評価入力をもって、プロジェクトを完了とするため、評価の入力がされないと出品者に支払いがされない状態になってしまいます。必ずすぐに評価をしましょう。

【注意】
評価は「相互評価」となります。依頼者側も出品者から評価をされるため、低評価が付くと、ココナラでの依頼が難しくなります。依頼側だからといって、横柄な態度でやり取りしないようにお気を付けください。

【星4以下はつけない】
今後もその人に仕事を依頼したい場合は、星4以下はつけないようにしましょう。厳しく評価をつける人との取引は、自分の評価が下がることを懸念して、仕事を受けてくれなくなることがあります。

① 評価を入力

上記ボタンより評価入力画面にうつります。

② 評価内容を入力

各項目に対して星5段階で評価します。ココナラでは、よほど酷くない限り星5をつけるのが標準的な評価となります。

またコメントも必須です。評価コメントは最も出品者が期待しているものです。良い取引ができた場合は、「どんな点がよかったか」など詳しく記載しましょう。

⚠️注意点

■ 条件・依頼内容が合うか慎重に確認する

依頼を行う前に出品者が提示している条件と自分の依頼内容が合っているかを丁寧に確認しましょう。

対応可能なジャンルや納品形式、商用利用や二次利用の可否などをチェックすることが重要です。納期や追加料金の発生条件、著作権の扱いなども見落とさないようにしましょう。

■ 出品者を評価だけで判断しすぎない

ココナラでは、星5評価がつくことが多く、満点がデフォルトという傾向があります。そのため、評価の数値だけで判断せず、レビューの内容を見ることが大切です。

「納期を守ってくれた」「提案が的確だった」といった具体的なコメントがあるかを確認しましょう。

■ 納品物の制作方向性をすり合わせる

ココナラでは、修正回数に上限が設けられています。そのため、依頼の初期段階でしっかりと方向性をすり合わせることが重要です。

まず、依頼の目的や使用箇所を明確に伝えましょう。次に、リファレンス(参考資料)を複数用意し、「どの点を参考にしてほしいか」「どのような表現は避けたいか」を具体的に伝えます。

■ 制作工程をすり合わせる

ラフ→初稿→修正→納品といった工程の流れを双方で確認し、修正回数や追加費用の発生条件も事前に共有しておきましょう。

方向性の大きな変更が必要になった場合は追加料金が発生することもあるため、最初の段階でイメージを固めて伝えることが大切です。

■ コミュニケーションは丁寧におこなう

円滑な取引のためには、コミュニケーションを丁寧に行うことが何より重要です。

依頼側であるということに胡坐をかかず、丁寧な言葉使いでやりとりをし、返信はできるだけ早く(24時間以内を目安に)行いましょう。

修正依頼を出す際には、「ここをもう少し明るく」ではなく、「背景の彩度を+10%に」など、感覚的な表現と具体的な指示を組み合わせて伝えると効果的です。依頼側も評価をされるため、丁寧なお願いをするよう心がけましょう。

【お礼の言葉大切】
納品後にはお礼の言葉を添え、丁寧にフィードバックを返すことで、出品者との信頼関係を築くことができます。結果として、次回以降の依頼でもスムーズに対応してもらえることにつながります。

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