💡 配信許諾の確認は必須
🌱 はじめに
Vtuberがゲーム配信をできているのは、ゲーム開発者様の寛大な配信許可によって成り立っています。
その善意を前提にしている以上、許諾を軽視した配信は絶対にNGです。あなたの活動を守るためにも、まずは許可のルールを正しく理解し、クリーンな配信環境を整えましょう。
⚖️ 著作権と配信活動の関係
ゲームは、開発メーカーや制作者が多大な時間と労力をかけて作り上げた「著作物」です。ゲームの映像、音楽、キャラクターデザイン、ストーリー、プログラムコードのすべてが著作権法によって保護されています。
自身が購入したゲームであっても、「プレイする権利」は得られますが、その映像や音楽を不特定多数に向けてインターネットで公開し、収益を得る行為(公衆送信権の行使)は、権利者であるメーカーに専有されています。
ゲーム配信が広く行われているのは、多くのメーカーが「動画投稿ガイドライン」を公開し、特定の条件(個人利用、収益化の範囲など)のもとで例外的に配信を許可しているからです。
■ 無許諾配信が招くリスク
配信許諾を確認せずに配信を行い、ガイドラインに違反した場合、活動の継続が難しくなる深刻なリスクを招きます。
- 動画、チャンネルの削除(著作権侵害の警告)
- 収益化の停止・剥奪
- 損害賠償請求・刑事罰(最悪のケース)
- ゲーム企業からの企業案件が一切なくなる
■「黙認」と「許諾」の違いを理解する
〇 黙認(もくにん)
「特に問題はないようだから、メーカーが気づいていない、またはあえて何も言ってこない状態」です。これはメーカーが「許可を出している」わけではありません。メーカーの都合や状況が変われば、いつでも動画が削除されるリスクを抱えています。ガイドラインがない場合の配信は、この「黙認」を前提とした非常に不安定な状態だと言えます。
【注意】
黙認の場合、99%のゲーム企業は配信されていることに気付いています。「気付かれていない」と勘違いして調子に乗るのは絶対にやめましょう。
〇 許諾クリア
メーカーが「動画投稿ガイドライン」などで明文化し、「この条件を守るなら配信してもいいですよ」と正式に許可を与えている状態です。
許諾された範囲内であれば、法的なリスクはほぼゼロになり、安心して活動を続けられます。
【注意】
本格的に活動している配信者や企業勢配信者は、常に「黙認」ではなく「許諾」に基づいてゲームを選ぶのがオススメです。
⚠️ 許諾確認の大前提
ガイドラインを確認する際、以下は信用してはいけません。
「第三者がまとめた情報サイト」
「AIの調査結果」
「SNSの噂」
「ブログ記事」
「他配信者の許諾を貰った発言」
※例えVクエ大学が公開する記事であっても同様です。
メーカーのガイドラインは、頻繁に更新される可能性があります。必ず 「権利を持つ企業自身」 が公開している最新のガイドラインを、自分の目で確認してから配信をしましょう。
🌐 許諾確認方法:公式HPから確認する
🕹️ ゲームの公式サイトにアクセスして確認する
ゲームタイトルやメーカー名で検索し、販売元または開発元の公式サイトを探します。
サイト内の「サポート」「よくあるご質問(FAQ)」「利用規約」「著作権・知的財産」といった項目に「動画投稿ガイドライン」や「実況ポリシー」として詳細が記載されていることが多いです。
TOPページの最下部にガイドラインのリンクが掲載されていることもあるので、注意してみてみましょう。
🏢 コーポレートサイトを確認する
タイトルによってはゲームの公式ページではなく、販売元や開発会社の公式ページ(コーポレートサイト)にて、全タイトル共通のガイドラインを公開していることもよくあります。
特に大手メーカーの場合、ゲーム個別の情報よりも、会社のIR情報や法務情報が掲載されているページで展開されていることがよくあります。
🧭 公式サイトがない場合
大手メーカー以外が制作しているゲームや、インディーゲームなどは公式のホームページがなく、1次情報が「Xのアカウント」や「Steamのストアページ」になることもあります。
Xのポスト内にガイドラインへのリンクがあったり、Steamの場合では「コミュニティハブ」内にガイドラインが掲載されている場合もあるので、こちらもしっかりと確認しましょう。
🤖 許諾確認方法:AIを利用する
⚠️ 注意
前述のとおり、AIの回答はあくまで補助です。最終的な判断は必ず自分の目で公式ガイドラインを確認してください。
AIの誤った情報を鵜呑みにすると、配信停止や権利トラブルに繋がる可能性があります。
✅ AI利用に関して
最新のAI(ChatGPT 5.1 / Gemini 3 Pro など)は、ゲーム配信の許諾情報をかなり高い精度で調べてくれます。
- 公式ページの引用や証拠URLを提示してくれる
- 情報の整理が早く、時間短縮に繋がる
- ガイドラインの有無を即座に確認できる
【注意】
情報の更新タイミングまでは把握できないため、必ず公式サイトも確認しましょう。
📝 オススメのプロンプト
# 指示内容
以下のゲームについて、公式情報のみを使用して配信許諾を調査してください。必ずメーカーの公式サイトの情報を優先し、不明な点・記載がない点は「記載なし」と回答し、推測は行わないでください。
# 調査項目
・ガイドラインの有無
・営利利用の可否
・収益化の可否(YouTube / Twitch / ニコニコ)
・スーパーチャット利用の可否
・禁止事項
・参照URL(必ず公式サイトのURLのみ)
・判断根拠(引用した部分の説明)
# ゲーム情報
ゲーム名:Pokémon LEGENDS Z-A
ゲーム会社:任天堂
公式サイト:https://www.nintendo.com/jp/index.html
公式SNS:https://x.com/Pokemon_cojp
# 許諾確認したい内容
活動場所:YouTube
収益化:スーパーチャットを受け取る予定あり
所属:個人配信者(法人所属ではない)
# 回答形式
以下のテンプレに沿って回答してください。
■ ガイドラインの有無:
■ 営利利用の可否:
■ 収益化の可否:
■ スーパーチャット利用の可否:
■ 禁止事項:
■ 参照URL:
■ 判断根拠(該当部分の引用):
📩 許諾確認方法:問い合わせで確認
多くのメジャータイトルはガイドラインを公開していますが、インディーゲームや古いタイトル、海外ゲームではガイドラインが存在しない場合があります。
その際、「自己判断」で配信を始めるのは非常に危険です。最悪のリスクを回避するためにも、問い合わせ等で許諾確認しましょう。
📮 問い合わせ先を確認する
メーカーの公式サイトにアクセスし、「サポート」「お問い合わせ」「CONTACT」などのページを探して、直接許諾確認を行いましょう。問い合わせフォームやメールアドレスがある場合は、それを利用します。
【補足】
理想は「広報・著作権関連窓口」に問い合わせることですが、見つからない場合は「カスタマーサポート」宛てに問い合わせを行いましょう
✉️ 問い合わせは文書(メール)で行う
電話ではなく、メールやフォームなど「文章」で記録が残る方法で問い合わせを行いましょう。これは、後日トラブルになった際に、「事前に確認した」という証拠を残すためです。
📝 問い合わせ時に含めるべき情報
メーカーに許諾を求める際は、相手が判断しやすいよう、自分の活動に関する具体的な情報も伝えましょう。
- 対象ゲーム:正式なゲームタイトル、バージョン、プラットフォーム
- 配信予定チャンネル:YouTubeやTwitchなどのURL、チャンネル名
- 活動形態:「個人V Liver」「事務所所属のVtuber」
- 収益化:有無
- 具体的な目的:「ゲーム実況配信を行いたい」「大会を開きたい」など。
🚫 リスクの判断
問い合わせをしたがメーカーから「配信を許可する」という明確な回答が得られない場合や、「回答を差し控える」という返答が来た場合、そのタイトルは「黙認」ということです。
もし本格的に活動している配信者や企業勢配信者であれば、避けるのがオススメです。
✅ガイドラインの主要チェック項目
■ 収益化(マネタイズ)の可否
ゲーム配信で最も重要なのが、収益を得ることが許可されているか、またその範囲がどこまでかという点です。
具体的には、YouTubeの広告収益や、視聴者からの投げ銭による収益が許可されているかを確認しましょう。
【注意】
特定の企業から報酬を得て、集客にゲームを利用する場合、ガイドラインとは別に個別の許諾が必要となることがあります。例え、投げ銭機能をオフにしても、営利目的と見なされてしまいます。
〇 補足:禁止されているマネタイズの例
- 動画自体を販売する
- 企業の集客などの目的に利用する
- コンテンツの視聴に直接課金する行為(メンバーシップ)
は禁止されていることがほとんどです。
■ 創作性の確認
多くのゲームメーカーは、ただゲーム画面を流すだけではなく、配信者の個性や工夫が加わることで初めて配信を許可します。単にゲーム画面を流すだけの「垂れ流し動画」や「コピーに過ぎない投稿」は明確に禁止されていることが一般的です。
✅ 許可される切り抜きの例
- Vtuberのリアクション(驚き、爆笑、考察など)が動画のメインになっている。
- 配信中の面白い会話や実況が収録され、テロップや編集で面白さが際立っている。
- 視聴者向けに解説や批評が追加されている。
🚫 禁止される投稿の例
- ゲーム内のムービーシーンだけを、配信者のコメントなしでそのまま流す。
- BGMやゲーム音声だけを目的として、ただ画面を映している。
- 長時間配信を短くトリミングしただけで、何の解説や加工も加えていない
■ 配信禁止区間等の確認
配信が許可されていたとしても、配信が許可されていない区間などが設けられている可能性があります。これを破ると、著作権侵害の警告や、最悪の場合は炎上につながります。
〇 配信禁止区間とは?
ノベルゲームやRPGなど、ストーリー性の高いゲームには、未プレイの視聴者の体験を損なわないよう、配信できる範囲に制限が設けられていることがあります。
例えば「〇章~〇章は配信NG」など、特定チャプターの配信が禁止されているケースがあります。
【補足】
発売後XXか月以内は、ストーリーの核心に触れる中盤以降や、最終局面の配信を禁止している場合が多いです。
〇 ネタバレ配慮の義務
配信が許可されている区間であっても、「ネタバレに該当する内容を扱う際は、タイトルやサムネイルに『ネタバレあり』と明記すること」を義務付けていることが一般的です。
また、配信者界隈では、ガイドライン等に明記されてなくても、最新ストーリーに触れる際に「ネタバレ注意」などの文言をタイトルへ入れる文化が広く浸透しています。
【補足】
「ネタバレ注意」はクリック率が上がることもあり、実は配信者側にとってもプラスになる場合があります。気軽に設定しましょう。
■ 禁止事項について
ゲームの著作権法だけでなく、社会的な倫理やモラルに関わる、禁止行為を設けているメーカーが多いので、必ず確認しましょう。
また以下などは、メーカーが明記していなくても、配信者としての信頼を守るためにも自主的に控えましょう。
- 公序良俗から逸脱した、過度に暴力的、性的な表現・発言
- 人種差別的な表現・発言
- 反社会的な行為を誘発するような表現・発言
- メーカー、第三者、またはゲームのキャラクターに対する誹謗中傷や名誉を傷つける表現・発言
- チート、不正アクセス、またはゲームデータを改ざんする不正利用を公開すること
- 創作性の逸脱
- 画像や音楽を過度に改変・加工し、元のイメージを大きく損なうような利用
■ 法人/個人での扱いの違い
個人で活動しているか、事務所に所属しているかによって、ゲームの配信許諾の扱いが大きく異なる場合があります。
法人事務所に所属している場合、事務所の運営会社を通じて、メーカーに「法人としての許諾」を個別に問い合わせる必要があります。
【注意:「個人」の定義の確認】
メーカーが定める「個人」に、「個人事業主を含むのか」、それとも「法人格を持たない純粋な個人のみを指すのか」が曖昧な場合があります。この境界線が不明瞭な場合は、トラブルを避けるためにも必ず問い合わせましょう。
【注意:法人所属で勝手に配信】
事務所を通さず勝手に配信を行うと、後々 事務所全体に迷惑がかかる 可能性があります。必ず事務所と相談してから配信を行いましょう。
